更新が遅くなって申し訳ありません。
さて、 前回の記事 では、ブラッド・クルセイドで、PCが取り得る役割をアタッカー、タンカー、サポートの3種類である。と定義し、以後の記事ではそれぞれについて説明する。というところまで書きました。
今回の記事はその一回目ということで、アタッカーの解説をしていきます。
まず、ブラッド・クルセイドの戦闘ルールをおさらいし、その上でどういったキャラクターがアタッカーに向いているのか、アタッカーとしてどういう動きをしていくとよいのか、について解説していきましょう。
1、ルールのおさらい
アタッカーが押さえておきたいルールはいくつかあります。
-アビリティの組み合わせについて
BCp175 1・06・02にあるとおりですが、一つの判定には一つだけ補助アビリティを組み合わせることができます。
つまり、ダメージが上がる補助アビリティを複数とっても、一回には一度しか使えないので無駄になるかもしれませんよ、ということです。
アタッカーのキャラクターは、初期に選択できる2つのアビリティとして、ダメージの上昇する攻撃アビリティ、補助アビリティ、常駐アビリティの中から、種別をバラバラに取ると無駄がありません。
-モラル基準値と部位ダメージ
アタッカーの役割とは、吸血鬼に速やかな死を与えるために部位ダメージを量産することだと言ってしまって構わないと思います。
BCp208 7・04 の通り、モラル0の相手にモラル基準値を超えるダメージを与えることで部位ダメージを与えることができます。 1レベル吸血鬼のモラル基準値は8です。
つまり、8点以上のダメージを安定して与えることができれば、1レベルのアタッカーとしては結構優秀な存在である。と言えるわけです。
-攻撃判定は失敗しやすい
ブラッド・クルセイドの攻撃判定は指定特技による判定を行い、成功すると組み合わせたアビリティによるダメージが発生します。その後、相手の防御判定となります。
この攻撃判定、指定特技を取得していると目標値は5です。2d6で5以上を出せば成功なのですが、そこそこ程度には失敗します。もし判定に不利なマイナスの修正が付き、目標値がさらに大きくなれば言わずもがな、です。
アタッカーはできるだけ、攻撃判定にマイナスの付く状態を避ける必要がありますし、できればプラスをつけておいたほうがいい、ということです。
-「重傷」と「逆上」について
上記で書いた、アビリティを使用する以外に、ダメージを上昇する方法を紹介しておきましょう、「重傷」の変調と、暴走の一種である「逆上」です。
変調(BCp213 7・09)は、いわゆるバッドステータスです。この中に「重傷」という、発動しているキャラクターが受けるダメージが2増加する、というものがあります。本来であれば、変調を与えるのはサポート役にまかせてもよいのですが、「重傷」を先んじて与えておいて、それからダメージをどんどんと与えていくという手もあるのを覚えておくとよいでしょう。
「逆上」は暴走の一種(BCp214 7・10・01)です。暴走はキャラクターの感情が「10」「20」「30」に達したときに発生します。(BCp214 7・10)暴走が発生した際に、感情属性が怒りであれば「逆上」になり、発動したキャラクターが与えるダメージが1d6増加し、逆に受けるダメージが3増えます。
この修正はかなり大きいため、アタッカーであればこの状態を狙っていく事になります。具体的なやり方は後々の記事で紹介しますが、「逆上」というものがあることは頭に留めておいてください。
以上が、ルールでおさらいしておきたいところです。
想定より長くなってしまったので、記事としては一度ここで切り上げようと思います。
次回以降は、上記を踏まえて、キャラクター作成から解説していきたいと思います。
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