前回の記事で書いてもよかったんですが、以後、ルールブックについて。
ブラッド・クルセイド = BC
ハピネス・マシン = HM
リトル・レクイエム = LR
と省略して表記していくことにします。
例えば、BCp162 1・01 という表記があれば、ブラッド・クルセイドの162ページの1・01項の記載を参照してください、という意味です。
さて、具体的な内容に移っていきます。
今回の内容は「ブラッド・クルセイドにおけるPCの役割分担について」です。
役割とは、いわゆる攻撃役とかサポート役といったものです。
そこで、必要と思われる役割を挙げ、それぞれについて解説していくことにします。
1、アタッカー(高いダメージを出す人)
ブラッド・クルセイドの勝利とは、敵のボスである吸血鬼を死亡させることです。
具体的な方法として、部位ダメージを与えて(BCp208 7・04)相手を無力化状態にし、さらに部位ダメージを与える(BCp.209 7・04・02)ことで吸血鬼を死亡させることができます。
そして、そのためには、アタッカーが最低でも一人は必要になります。
BCp208 7・04 にあるとおりですが、部位ダメージを与えるにはモラル基準値以上のダメージを与えなければなりません。
吸血鬼のモラル基準値はレベル1で8、以降レベルが上がる毎に1ずつ増加します。(BCp224 1・10)
つまり、部位ダメージを与えるには最低でも8点のダメージを一度に吸血鬼に与える能力が必要です。
これを安定して行えるキャラクターがいないと、圧倒的なダメージを叩きだしてくる吸血鬼に対してジリ貧になり、勝利は難しくなります。
よって、アタッカーの出番になります。
2、タンカー(ブロックする人)
繰り返しになってしまいますが、吸血鬼は圧倒的な火力を持ちます。
何もせずにくらい続ければばあっという間にキャラクターは無力化されてしまうので、防御行動を行う必要が出てきます。
ブラッド・クルセイドの防御には、回避とブロックがあります。(BCp211 7・06)
攻撃対象が自分で行なう防御が回避、他人が攻撃のダメージを一部受けるのがブロックです。
このうち、回避は攻撃のダメージよって判定にマイナスの修正がかかり(BC212左上・回避の項)、さらに吸血鬼は高いダメージを出すので、かなり成功率が低い防御行動だと言えます。
もう一方のブロックですが(BC212右上・ブロックの項)これはダメージによるマイナス修正がかかりません。
というわけで、とりあえずブロックをしてみて、それでも足りなければ回避をするか諦めてダメージを受けるか、という流れが基本になってきます。
その流れ作り出すために、ブロックが得意な人の出番が生まれてくるわけです。
3、サポート(その他の仕事をする人)
ええっと、大変大雑把な括りで申し訳ないんですが。
その他にも、ブラッド・クルセイドで勝利するためにいたほうがよいPCというのがいます。
例えば、吸血鬼に変調を与える(BCp213 7・09)役割のPC。
連携攻撃(BCp207左上・連携攻撃の項)を行なうキャラクター。等々です。
この辺りは、パーティーの戦術にもよるので、必ず必要というPCといえるわけではありませんが、押さえておくと戦いがぐっと楽になります。
勝利の道筋をまさにサポートする、そういう役割も大事だと言えるわけです。
ブラッド・クルセイドのPCの役割というのは大体この3つに大別されるのではないかと思っています。
押さえておきたいところは、ブラッド・クルセイドはモラル基準値を抜かないと有効打にならないため(BCp208 7・04)、アタッカーが大事で、そのアタッカーを守るタンカーやサポートがいると、より勝利に近づける、というところです。
通常想定されるPC人数4人のセッションであれば、アタッカーが2人、タンカーが1人、残りがサポートかアタッカーといった構成が無難でしょうか。
実際には、専業のキャラクターばかりではなく、あるPCがアタッカーとタンカーを兼務、といったようなことはありえますので、ざっくりと、ではありますが。
それでは今回はこのあたりにしておきます。
今後の記事では、それぞれの役割別に、どういったデータのキャラクターが望まれやすいのか、またどういった行動をしていくと勝利に近づけるのか、について記載していく予定です。
今回の記事に限らず、ご意見ご感想、記事への希望などをコメントでお待ちしております。
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